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思い返せば、私がこのアウトドアという泥沼（特に金銭的に）にブーツをはまらせたのは、他でもない北海道南西沖地震にあった気がする。もともとミリタリーな趣向の持ち主ではあったが、災害後いざ奥尻島に自室を構えると、自然と保存に適した食品のストック、それらをどこででも調理できるクッカーやストーブ（←いまだに現役）を活用する日々。言い換えればレトルト常食。当時は冬になると海が時化て船が止まれば物資が滞るのは当たり前で、ますます装備の充実に拍車がかかるわけです。何せ仕事で3日も空けていれば部屋の中が氷点下になるのでその部屋の中にテントを張っておけば少なくとも幕内はすぐに温まる。マットもシュラフも米軍払い下げの変な匂いのするやつで寝てたっけ（コレも現役。匂いも現役）。
いま。被災地で大変苦しい思いをされている人。その経験がいつかあなたを笑顔にする要素のひとつになってくれる事を祈っています。
また。そうでないところでキャンプなどを自粛されている人。折角ですから今ある機材をご自宅で、家族みんなで、使って遊んでみるのも有意義な試みかもしれませんよ？
