べべんちょの日記

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昨日、青森の鱈漁解禁ニュースが放送されていました。そこで思い出しました。
 たらおさ(鱈胃)は、日田地方では、必ずお盆に食べる料理です。ものすごい変なにおいで、姿は、怪獣のようで、子供は寄りつきもしない代物です。ところが年齢がゆくと、食べられるんですねこれが、スルメみたいな噛みごたえです。
鱈の鰓と内臓(胃)を3日間ほど水につけた後、醤油と砂糖で甘辛く煮たものです。今でもお盆には必ず料理されており、「くいしんぼう」・・・漫画にも日田の郷土料理と紹介されていました。
しかし、よくよく調べたところ海辺の漁師が鱈の身を食べて、捨てていた内臓を乾燥させて、夏に海に無縁の山里に売りつけていたもののようです。ここ日田は、昔の九州では、八つの街道の抜ける重要な拠点で商人の往来も多かったようで、この様な何ともしれないものを売りに来ていたのでしょう。長崎や福岡の漁師に少し頭にきますよね。