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SPWも楽しく過ごし、子供達も元気に小麦色で学校スタート☆
この夏は宮城でほぼ一か月を過ごしました。
震災がなければ関東・関西圏に足を延ばして…という予定だったかもしれません。
千葉にも美味しいラーメン屋さんや楽しいスポットも見つけたけれど、
やっぱり今年は法事も多かったし気持ち的に自分達が現場から離れる事に不安だったんだと今頃、ふと思います。
そんな楽しくも色々あった仙台から帰る日。
とある食堂でお爺ちゃんが、さやぴょん♪を押し退けて下げる御膳を投げたのに対し
注意した私を突き飛ばす(ド突かれた程度ですが)という事件がありました。
(さやぴょん♪は散らかった食器を黙って片付けていましたし。)
もちろん周りの人も見ていたので警察沙汰→暴行容疑で取り調べ。
警察が来るまでひたすらニヤニヤと暴力を仄めかす脅し文句が続いたかと思えば、
警察の前ではシラを切り通すお爺ちゃん。
「私はちゃんとこの目で見たもん!!」っと、ショックで泣きまくるさやぴょん♪
私自身に怪我がどうこう、と言うよりも
「子供(さやぴょん♪)が嘘言っている。」
さやぴょん♪の心の傷を思うと私もパパも人の親として許せず…。
警察官のお説教も2時間続き、
「最悪、道理は通してもらいます。」
と、帰ろうとした時
警察の調べで段々解って来た事は、未だ避難所暮らしで
唯一の身内も津波が来た区域で生存確認は分らない、という事実。
そして、目があまりにも泳いだり(最初、飲酒?とおもったくらい。)
2、3分前に話した事を覚えていなかったり…。
「実は…。」と、警察官からの話を聞くと
震災後、急な環境変化や身寄りがいても引き取らないなど様々な過酷な環境でかすかに痴呆やストレスで記憶が飛ぶ様なお年寄りを多く見かける(お世話する羽目になる)事件が多発しているとの事。
そして、自分が何か人に迷惑を掛けた事などを思い出す事で
「自分は世の中に不必要な存在。」
「なんで生き残ったのか。」
と、自分を責めて自ら命を絶つ方が増えている事を聞きました。
たまたま東京から赴任してきたばかりだというそのお巡りさんは
「本当に…やり切れないですよ…。」と。
本来、どんな理由があっても人に手を挙げてしまう事は許されないし、許してはいけない事と子供の手前教えるべきだと主張していた私もパパも
「泣かせるつもりはなかったんだよ…。」
「怖い思いをさせてごめんね…。」
と、急に娘に頭を深々下げて何度も謝り始めるお爺ちゃんをみてやり切れず涙が出てきました。
その後、警察の方で
「もしかしたら病気の可能性も視野に然るべき役所の施設などに紹介などで出来るだけのフォローをしていく。
だけど、身内が見つかったからと言って強要出来ないのが…。」
と、気持ちはあれど…という複雑な気持ちを垣間見ました。
震災さえなければ、あのお爺ちゃんだって居心地の良い自分の家で普通に毎日をすごしていたはず。
自分がした事の記憶が飛ぶ様なストレスを感じる事も無かったはず。
何より、「現役の頃はちゃんとした職にいたんだろうな。」と思える(謝る際の)言葉遣いや行動に
「なんでこんなお爺ちゃんが…。」と本当に悲しくなってしまいました。
別れ際に
「お爺ちゃんの手は暴力ふるう為にあるんじゃないよ。
誰かのお手伝いをする為に生き残ったんだよ。
だから、絶対に同じ事しないって約束してね!
また今度ここであったらニコッとしようね!」
と、両手を握って言われたお爺ちゃんは、下を向いたまま何度も頷くばかりでした。
本当は被害者なのに(苦笑)
「ここは今でも震災の傷は現在進行形なんだ。」
と、逆に私が思い知らされ…。
「自分は浮かれて無かったか?」と仙台を離れる最後の最後に
神様に戒められた様な気がします。
被災地には自分の想像も出来ない環境で気持ちも体調も変化している色んな人がいる事を自分に今一度言い聞かせると共に、
ここを読んで頂いた方達に少しでも半年経った被災地の見えない現状をお伝え出来たらと思いました。
11/9/4
震災の爪痕は精神的なところもかなり大きいですよね。被害者、自衛隊の方、役所の方、警察官、病院関係者など、精神的にダメージを負っている方々がかなりいると聞いています。目に見える復興も大事ですが、精神的なフォローもまだまだ必要ですね。
☆あきたかさん☆
こんばんは^^
長文御読み頂きありがとうございました☆
知人にも警察・消防関係の方がいらっしゃいますが、
話をお伺いする度に同じ人間としてのダメージは計り知れないと痛感します。
帰りの車中で主人が
「退職したらケアホームのボランティアしようかな…。」
と。
何かの雑誌に渡辺謙さんが
「傷つけ合うのも人。救われるのも人。」
私はまた一つ良い勉強をさせられたと思います。
11/9/5
こんばんは!
精神的な被害。。。実はこれが、一番の問題なのだろうなって気付かされる、そんなエピソードですね。
それは震災のような大きなショックだけに限らず、鬱やパニック障害など、日常生活のすぐそばで苦しんでいる人たちが沢山居る事を、私は知っています。
私もそれにたがわず苦しんでいる一人ですが、(現実逃避をしてるだけとも言う(笑))、ご主人の思いつきのように、自分の知っている苦しみを「糧」とし「経験」とし、カウンセラーのような事が出来たらいいかもなと、漠然と考えた事があります。
*maikoさんの発信する情報は、きっと拝読している方々の心のどこかに刺さりますよ!!
11/9/7
☆pic-さん☆
こんにちは^^
この話題の昨日今日でこんな記事を見つけました
http://headlines.yahoo.co.jp/...
娘のさやぴょん♪は最近
「必ず音楽療法士の資格を取る。」
と、具体的な事を言い始めました。
残されて生きて行く辛さを支えあうのも
残された人同士の課題だと思います。
思いやりが一番大事ですが、感情だけに左右されない知識やトレーニングも必要で…。
人間、生きている限り色んな勉強の連続ですね(^^;