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・・・と言うと「何だろ?」と思いますが、核廃棄物の地層処分を研究している施設の展示館です。
前回の時に閉館(午後4時)間際に寄り、あまり理解する時間が無かったので、今回たっぷり?と時間をとって寄りました。
初山別からR232で天塩経由で幌延まで、そこから道道121で「夢・地創館」へ。
牧場風景の中に工場みたいな違和感ありありの建屋ですので、すぐにわかります。
入口は少しわかりにくいですけど・・。
初山別キャンプ場を出る時に怪しかったお天気は、幌延に入る頃にパラパラと降り出し、ちょうど地創館に着いた時に本降りに・・荷物とヘルメットに雨カバーをして保護した後、見学を始めました。
今回はここで3時間ほど見学しました。(午前10時頃〜午後1時前後まで)
受付でカメラ撮影の可否を確認、OKとのことで画像撮りまくりで時間かけて見ているものですから、職員さんからは相当に怪しまれていたかもしれません。
単なる興味なのですけどね・・。
帰宅すると「何だっけ?」と忘れやすいので、記録のために画像に残しております。
(メモとるよりも楽なので・・)
当時は数値を含めて結構理解したつもりなのですが、数週間経過した現在では結構忘れている部分もあります。
この施設で現在、直径6.5mの垂直坑道を400m以上掘り進んでいるとのこと。
この施設は研究のための施設で、実際にここで処分をする予定はない(地層が不向き?)らしいです。
核廃棄物は、ガラスと一緒に混ぜて溶かしステンレスのケース(キャニスター)に封印して固めてしばらく保管。
当初、高レベル放射性廃棄物から熱が出て最高300度程度になることがあるらしいのですが、地上の施設での長期保管(30〜50年)である程度熱が下がり、安定したガラス固化体になるとのこと。
それをさらに厚さ19cmの鍛造削り出しケース(オーバーパック)に入れ、蓋をして厳重に溶接で封印。
キャニスター状態なのか、オーバーパック状態なのかわかりませんけど、茨城県の東海村かどこかに既に保管されているという話みたいです。
そのオーバーパックの周囲を、画像のおうに機械を使って周囲をベンナイトという吸水性の良い粘土のようなブロックで囲います。
ベンナイトブロックでオーバーパック腐食進行を抑制して地下300m以上の地下に掘った水平坑道に埋める・・との展示内容だったかと。
岐阜の方では、「超」深地層処分の研究で、深さ1000m級の地下に埋設する研究をしているらしいです。
いろいろ勉強になりましたが、自然相手に人間のやることですし、しかも何千年〜何万年スパンの廃棄管理になりますから、全ての説明を見た後でも、どうなのかなぁ・・という疑問は残りました。
展示の最初に説明の中でほんの少し触れていた「宇宙処分」なんてのが確立できるなら、随分と楽なのかもしれませんが、ロケット打ち上げの成功確率が100%にならないと実現できないので難しいようです。
3時間程度の見学で、見かけた他の入館者は数名…
入館料無料といい、採算度外視の施設と思いました。
午後1時前後に展示館の外に出ると、お天気は回復・・青空が出てきていました。
この日の宿泊地は、稚内でいつも泊まっている民宿にするつもりでしたが、今朝、初山別を出発前に電話したところ「今週末はお祭りがあって満室」とのことで、当日もキャンプ泊することに決めました。
これで今回の道内行程・・全泊がキャンプということになりました。(笑)
当日予約しようとする私が悪いのですが、晴れた日に見たい景色があり、お天気次第で行き先や行程を変えるので、仕方ないところです。
この変更があるトラブルを抱えるきっかけになるとは、この時点では全く想像しておりませんでした。