今だから笑える、僕の初心者時代失敗から学んだキャンプのコツ

僕は、Snow Peak Store スポーツオーソリティ常滑店でスタッフをしています。キャンプを始めてから10年になりますが、実は入社前は野営やウィンタースポーツを嗜む程度でした。入社後、キャンプに夢中になり、貯金を削ってキャンプ用品を買い漁りながらキャンプをしまくるように。
 
今回は、そんな僕がキャンプ初心者時代に体験した失敗エピソードと、そこから得た学びをお話しします。

失敗その1.テントびしょびしょ事件

2013年11月下旬、南信州の某キャンプ場にて先輩含む仲間4名でキャンプをしました。管理人さんの許可を得て、本来テントサイトではない場所にランドロックを設営。インナーテントを使用せず、アウトドア用ベッドの「スノーピークコットハイテンション」を使用して就寝しました。
 
翌朝4時頃に雨音で目が覚めて「雨撤収か~」と体を起こし、周りを見ると、コットの太い脚が沈む程にテント内が浸水! その後、テントが吹き飛びそうなくらいに風も強くなり、ほぼすべてのギアがびしょびしょに…。かなりハードな暴風雨&寒さの中の撤収となり、疲れ切ってしまいました。
 
 
学んだのは、雨降りに備えることの重要性。
テントを張る際は、こんなことに気をつけるようになりました。
 
・アプリなどを利用して、精度の高い天気予報を確認する。
・天候状況を鑑みて、サイトのレイアウトを考える。
・地面の水はけを確認する。
・予備のロープやソリッドステークを用意する。
 
また、タープの設営では、太陽の位置も確認するようになりました。西日を避け、朝日が昇る向きに入り口をレイアウトすることで、コーヒーを飲みながら日の出を拝めます。

今ではそれがキャンプでの日課となりました。

失敗その2.おいしいお肉強奪事件

岐阜県の某キャンプ場にて会社の同期と2人でキャンプをしました。
 
設営完了し、買い出したお肉を少し食べたところでキャンプ場を散策することになりました。散策から戻ってくると、まあまあ高級なグルグル巻きのウインナーが、キャンプ場に住み着いている野良猫にまるごと強奪されていました。地面には口にくわえて持ち出した時についたであろうウインナーを引きずった跡がしっかりと残っていました(笑)。
  
食べ物の出しっぱなしには気をつけなければいけません。お客様からうかがった話ですが、食材をサイトのテーブル上に放置していたら、その食材にびっしりと羽アリが群がっており、ホラーな体験をしたとか…。
 
この失敗からの学びは、食べ物、生ごみをタープやテント内に放置しないこと。
 
サイトを離れる際は食材の保管に本当に気を付けるようになりました。生ごみはガビングスタンドに、食べ物はメッシュラックスタンドやハードクーラーボックス、車内に保管するようにしています。

自然は人間の想像やイメージを超えてくる

ここまで恥ずかしながら自分が体験した失敗談を書かせていただきました。
  
多くの場合、失敗は学びになるうえ、後の笑い話にもなります。自然は、時に人間の想像やイメージを超えてきます。キャンプでは、自分がそんな自然の中にいるという認識を忘れずに、自然と共存してレジャーを楽しみましょう。
 
  
キャンプにも出かけられない日々が続いていた昨今、キャンプはもちろん、庭や軒先で楽しむお家での野遊びでも、ぜひ僕の失敗を参考にしていただき、クスっと笑っていただけたら幸いです。