まずは、サイトの設営です。今回はサイトへの機材をスノーモービルを使っての運搬にチャレンジして見ました。
久保「IGTもきちんと積んで、次は...」
青木「はい、次、トルテュPro.!!!」
久保「て、いきなり、おい!!!」
久保「...。」
久保撃沈。
※いくら仲が良いといっても、重い荷物を渡す時は、優しく渡しましょう!
気を取り直して、スノーモービルにラゲッジを連結してサイトに向けて出発です。
久保「いくぜ!しっかりつかまってろよ!」
青木「久保さん!指先の方向が違うような気がしますが...。」
出発です。
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雪中キャンプの場合、まずサイトをつくる場所の雪の深さや柔らかさを確認し、
地面を踏み固めなければいけません。
久保「結構、固いね!」
地面を踏み固める時に便利なのがスノーシューです。
雪中キャンプでは必須のアイテムといっても過言ではありません。
雪上ウォーキング等、雪のアクティビティにも大活躍します。
今回は、トルテュPro.とアメニティドームを設営する分の地面を踏み固めます。
青木「久保さん!じゃ~こっち側から行って下さい!」
久保「おっ、おう!」
踏み固め作業の開始です。
久保作業中。
青木作業中。
5分後...。
青木
「久保さん、さっきトルテュを渡す時、優しくしなくてごめんね...。」
久保
「いいんだよ...そんなことは。」
青木「痛かった?」
久保「大丈夫だよ。」
※踏み固め作業は、数人ならんで行えば、効率もアップします!
青木「久保さ...」
久保「いいんだよ...」
ある程度、地面を踏み固めたら、次は設営です。
スノーモービルから荷物を降ろして運びます。
雪中キャンプでは、スノーシュー同様、
ソリも荷物運び等で大活躍です。
青木「トルテュPro.の設営いきますよ!」
トルテュPro.設営中。
トルテュPro.はスノーピークのオールインワンシェルターの定番ランドロックを一回りコンパクトにデザインしたシェルターです。
ランドロック同様、シェルターの中にインナーテントを吊るすシステムになっていますので、寒い季節にはうってつけの商品です。
また、厳しい気象条件にも耐えうるスペックも実現していますので、
この時期お勧めの、2012年度スノーピーク新製品です。
ここで、雪中キャンプならではのペグダウンの方法をお教えいたします。
まず、ペグハンマーProのペグ抜き側を使います。
①雪面に写真のように、溝をつくります。
②次にテント等のボトム部のペグダウンするループ等にソリッドステークを横に通し、①で作った溝に埋めます。
(今回はソリッドステーク40を使用しました。)
③最後に雪で埋めて、固めます。
柔らかい雪の地面では、通常のペグを立てに打ち込んでいく手法より、こちらのやり方がより、確実にペグダウンできます。
もう一つ、雪中キャンプならではのテクニックをご紹介いたします。
通常シェルターのボトム部にあるマッドスカートは流れ落ちる雨水の流入を防ぐため、写真のようにシェルターの外側にペグダウンしますが・・・
積雪時等の冬季には、シェルターの内側に折り返して、ペグダウンすると、外の冷気の内部流入を軽減することができます。
また、トルテュPro.の天井部についているベンチレーターはしっかりとセッティングしましょう!
シェルター内の換気と結露の軽減に役立ちます。
風対策のために、付属のロープをしっかり本体に取り付けペグダウンするのはもちろんですが、写真のように、自在付きロープを取り付けておくのもポイントです。
(いわゆる、自在付ロープの本体への取付方と逆のパターンになります。)
何かと作業も不自由な雪上において、自在の位置をひっぱりやすい位置に設定でき、ロープのテンションをかけやすくなります。
シェルターの設営が終わったら、内部にインナーテントを取り付けます。
最後にオプションの専用インナーマットをしいて、
トルテュPro.の設営完成です。
今回はアメニティドームも設営してみました。
私たちはアメニティドームをテントのエントリーモデルとしてリリースしていますが、
夏と比べて条件の厳しい冬のキャンプでも使用できるスペックを実現しています。
前日も広く、サイドパネルも装備していますので、例えば、天候の条件が悪い時でも、雨に濡れずに靴が脱げたり、ちょっとしたラゲッジスペースとして利用したりと、冬のキャンプに便利に対応する機能も兼ね備えています。
これが今回、私たちが設営したサイトです。
本当に、見渡す限りの白銀の世界。
夏とは違う。冬だけのフィーリング。幻想的かつ、広大さがさらに際立つヘッドクォーターズキャンプフィールド。
こんなキャンプフィールドで2月にキャンプイベントを開催いたします。ご興味のある方は、ぜひご参加下さい。
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